介護老人保健施設とは

介護療養型医療施設の廃止案を受け、2008年に厚生労働省が新たな転換先として創設したのが介護療養型老人保健施設です。
この施設は、介護老人保健施設と介護療養型医療施設の中間的な位置付けがなされています。
医療や看護に重点を置いたサービスを行なっており、胃ろうや痰の吸引等、医療的なケアが必要な重度の利用者を受け入れる施設としての役割が期待されています。

介護老人保健施設との違い

介護療養型老健は、夜間の看護師の配置を義務付ける事や、医療機関からの受け入れや医療的なケアが必要な方を規定数受け入れる事が条件となっています。この為、従来型介護老人保健施設よりも気管切開や血糖値管理が難しい方、ターミナル期などの、より医療的な管理が必要な人の為の施設になっている点が異なっています。 一方、従来型の老健では、在宅復帰の為の施設としての役割が強く期待されています。施設によっては3ヶ月で退所しなければならない場合もあります。

特別養護老人ホームとの違い

特養では非常勤でも良いため、常に医師がいない場合もあるのですが、老健では常勤しているので医療ケアを受けやすくなります。また看護師の数も特養では100人あたり3人の配置が、老健では10人となります。
さらに介護療養型老人保健施設では、看護師の夜間常駐が義務付けられているため、より高い医療サービスを受けることが可能になっています。

サービス内容


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