2017.10.31


「柿くへば 鐘がなるなり 法隆寺」
正岡子規の有名な句です。
秋から冬にかけてたくさん出回るくだもの、それが柿です。
かなり昔から日本にある植物で、食用以外にもいろいろ利用されてきました。
木本体は家具などに。
葉はお茶として、また魚と酢飯を包めば、奈良の名産「柿の葉すし」になります。
渋柿は干し柿として、またアルコールなどで渋抜きをすれば甘くなり、そのまま食べることができます。
また渋柿は青い実を砕いて発酵させれば、柿渋を作ることができます。
柿渋は木に塗れば防腐剤として、紙に塗れば防水塗料となり番傘や団扇に使われてきました。
柿渋は消臭効果もあるので、現在は石鹸や歯磨きにも添加されています。
採りたての柿はシャクシャクと歯ごたえのある食感ですが、熟してくると舌にまとわり付くようなやわらかい食感と、とろけるような甘みが特徴的です。
「柿が赤くなれば医者が青くなる」という言葉があるように、ビタミンやミネラルを多く含み、今ほど栄養が摂取できなかった昔には万能薬のように重宝されていました。
この写真の柿が赤くなる頃には、医者が青くなるのでしょうか?(笑)
それはともかく、旬のものを食べると心も体もゆたかにしてくれる気がします。


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