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ヒガンバナ

2017.10.18

お彼岸の時期になると真っ赤な花を咲かせる植物、それがヒガンバナです。
童謡「まっかな秋」に歌われるほど、誰もが知っている有名な花です。
この時期になると、いきなりニョキニョキと生えてきて、いつの間にか赤い花を咲かせているという、とても不思議な花。
田んぼのあぜ道や、川の土手なんかで咲いているのをよく見かけます。
燃えるように真っ赤で鮮やかな花は妖艶な美しさがあり、どこか浮世離れした存在のようにも思われます。
これだけ綺麗な花ですが全草有毒で、鱗茎(球根)に多く含まれる毒は、食べると最悪の場合命にかかわることもあるようです。
しかし、毒がある一方で生薬としても使われています。
また、救荒作物として戦時中や非常時には、球根を水でさらして毒抜きし、そのデンプンを食用としていたことも知られています。
(注:素人がまねして薬用や食用にするのは絶対にしないで下さい)
ちなみに園芸品種では、赤以外に白や黄色の花もあります。
これが黄色の花です。


なんかイメージ的にヒガンバナではないですね。
やはりあの真っ赤な花に秋を感じるのは、季節の変化に敏感な日本人の持つ感性のせいかもしれません。