秋ナス
2017.09.26
「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざがあります。
このことわざの意味ですが、大きく分けて二つの説があります。
秋ナスはとてもおいしいのでお嫁さんには食わさないという、いわゆるお姑さんの嫁イビリ説。
もう一つは、秋ナスは漢方では体を冷やす効果があり、それを気遣って大事なお嫁さんには食べさせないという、お姑さんの優しさ説。
ですが、これ以外に変わった説があるのをご紹介しましょう。
これは、「秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも」という、鎌倉時代の和歌が元になった説で、「嫁」=「ネズミ」という意味だそうです。
なぜ、「嫁」=「ネズミ」なのか?
その昔、正月の三が日では、「ネズミ」という言葉を使うことを嫌い、「嫁が君」という言い方をしていました。
いわゆる、忌み言葉の一つです。
「嫁が君」という言葉は、昔の俳句にも使われています。
正月の言葉と秋のなすびにつながりがあるというのはかなり突飛かもしれませんが、そういう説もあるということです。
ナスといえば、ぬか漬け・みそ汁・田楽・焼きなす・煮びたし・揚げびたし…。
和食以外なら、麻婆茄子・パスタ・グラタン・ラタトゥイユとかもおいしいですね。
旬の秋味、楽しんで下さい。
でも、食べ過ぎにはご注意を☆